種村せんせいの日記。。「古い闘病日誌−5 抗がん剤前の私」
2017年10月24日 / お知らせ, 種村せんせいの日記。。
皆様こんにちは![]()
種村ウィメンズクリニック院長の種村です![]()
先日、古巣の名市大へ行ってきました。
大学病院の大ホールにて、愛知県の産婦人科の学会が開催されていたからです。
ちょっと遅刻してしまいましたが、珍しい婦人科の症例をたくさん勉強しました。
こうして婦人科の学会での講演を聴いていても、
抗がん剤の効果はスゴイ!と最近つくづく思うのです。
私の本来の研究的な専門分野は
産婦人科の中でも産科、とくに胎児を対象とした医療です。
まあ、「コウノドリ」の世界そのままの仕事をしていた訳ですが、
大学病院勤務中には、実は婦人科、とくに悪性疾患の患者さんの診療にもかなり従事させていただきました。
当時の抗がん剤治療と言えば、何ヶ月も長期間入院となって、嘔吐もひどく相当ツライ治療![]()
![]()
でした。
今も決して楽な治療ではないですが、外来で治療するなんて考えられなかった
、、、
私が退職した後くらいでしょうか![]()
名古屋市立大学病院にも外来化学療法室ができて、
私も告知の約10日後には、そこでお世話になることが決まりました。
これは、髪が抜け始める前に、スタッフが記念撮影
してくれました。
顔がむくんでるのは、泣きまくってまぶたが腫れてるからです![]()
今よりはもう少しふわっとした髪質で、
量も少ない方ではなかったですし、
ダンスの髪上げのために伸ばし始めたところ![]()
ロングヘアになりかけ、くらいでしたね。
私の受けた抗がん剤治療では
髪が間違いなく抜けることがわかってました。
私自身、癌の告知よりも
実は、何よりも髪が抜けることが悲しくて泣いてました![]()
![]()
![]()
主治は必ず戻るから、と言ってくれたけど
(今もやっぱり完全にもどった訳じゃないです
)
すぐに受け入れられる現実ではなくて泣き続けてました。
そして、
普通は抗がん剤の開始前に、短くカットされる方が多いと思いますが、私はそのまま
で治療突入![]()
なぜなら、、、
婦人科の病棟で多くの患者さんを拝見してきて、
短い髪が枕元で抜けると
お掃除やお洗濯に苦労されていたのを知っていたから。
もちろん、ごっそりと髪が抜ける感覚は嫌なものです。
今も抜け毛が増えるとその頃を思い出してぞっとします。
でも、入浴時や就寝時に抜ける髪の片付けは
長めの髪の方が楽な気がしましたね。
個人的な感想ですけど![]()
頭髪だけでなく、眉毛やマツゲも抜けましたし、
もちろんウィッグも愛用しました![]()
そのお話は、また続きで。。。。







